VAP independent(VAP)(D)
陰日向に咲く、9つの花~勝てない僕らが咲けるまで~
★★★★★

(129分)


監督: 平川雄一朗
製作: 島谷能成、小杉善信、見城徹
藤島ジュリーK.、西垣慎一郎、磯野久美子
古屋文明、安永義郎
プロデューサー: 樋口優香
エグゼクティブプロデューサー: 市川南、奥田誠治
塚田泰浩
協力プロデューサー: 神蔵克、小玉圭太
原藤一輝
企画・プロデュース: 川村元気、佐藤貴博
原作: 劇団ひとり 『陰日向に咲く』(幻冬舎刊)
脚本: 金子ありさ
撮影: 中山光一
美術: 磯田典宏
編集: 今井剛
音楽: 澤野弘之
音楽プロデューサー: 北原京子
主題歌: ケツメイシ 『出会いのかけら』
VFXスーパーバイザー: 小坂一順
スクリプター: 鈴木一美
ラインプロデューサー: 鈴木嘉弘
照明: 中須岳士
装飾: 松本良二
録音: 深田晃
助監督: 井上雄介

出演: 岡田准一…シンヤ
宮崎あおい…寿子(弁護士)・鳴子(寿子の母、二役)
伊藤淳史…雷太(漫才師)
平山あや…みゃーこ(アキバ系アイドル)
緒川たまき…ジュピター(ストリッパー)
塚本高史…ゆうすけ(みゃーこのファン)
西田敏行…モーゼ(ホームレス)
三浦友和…リュウタロウ(シンヤの父)


◆ストーリー◆

台風が接近中の東京。

ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める観光バスの運転手、シンヤ。

若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。

25歳の崖っぷちアイドル"みゃーこ"と、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。

大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。

一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。



◆感想◆

珍しく夫と観たい映画が一致したため、2人で映画館で鑑賞。

夫は、原作を読みましたが、私は読まずに見ました。


これは、いくつかのエピソードが同時に進行するって感じなんだけど、原作を読んでなくても大体展開は予想できました。

まったく繋がりのない登場人物が少しずつ一本の線で繋がっていく…みたいな。

一応、メインのストーリーは、バスの運転手シンヤの話なんだけど、このシンヤは、お金にルーズで、ギャンブルが止められない、典型的なダメ人間なんです。

他の登場人物もみんな、負け組とまでは言わないまでも、どうもパッとしない人たち(悩みを抱えている人たち)ばかりなんですよね。

そんなパッとしない人たちが、彼らなりに、悩み、考え、解決策を見つけていきます。(また、過去が明らかになっていく。)

大事件が起こるわけでもなく、スカッとするようなサクセスストーリーでもないのですが、みんな何かしら悩みを抱えて頑張ってるんだ~って思うと、何か、観終わったあとに、心がほっこりとするというか、すがすがしい気分になれる映画なんですよね。