★★★☆☆
SOMMARNATTENS LEENDE
SMILES OF A SUMMER NIGHT(109分)
監督: イングマール・ベルイマン
脚本: イングマール・ベルイマン
撮影: グンナール・フィッシェル
音楽: エリック・ノードグレーン
出演: グンナール・ビョルンストランド・・・フレデリック・エーゲルマン(弁護士)
ウーラ・ヤコブソン・・・ アン・エーゲルマン(フレデリックの妻)
エヴァ・ダールベック・・・デジレー・アルムフェルド(女優、フレデリックの愛人)
ヤール・キューレ・・・マルコム(伯爵)
マルギット・カールクヴィスト・・・シャロッテ(伯爵夫人)
ビョルン・ビェルフヴェンスタム・・・ヘンリック・エーゲルマン(フレデリックの息子)
ビビ・アンデショーン・・・女優
ハリエット・アンデルセン・・・ペートラ(エーゲルマン家のメイド)
オーケ・フリデル・・・フリッド(馬丁)
ビルギッタ・ヴァルベルイ・・・女優
◆ストーリー◆
フレデリック・エーゲルマン弁護士は2年前に妻を亡くし、ほどなく、16歳の新妻アンを迎えた。
しかし、エーゲルマンは、昼寝をしているときに、寝言で、愛人で女優のデジレの名を口にしてしまう。
アンは、デジレに嫉妬を覚えるが、それ以上に、夫と先妻の間の子、牧師志望のヘンリックが気になる。
デジレには、マルコム伯爵というパトロンがいた。
デジレは、マルコム伯爵を伯爵夫人のもとに返し、若い2人、ヘンリックとアンを結びつけて、自分は、エーゲルマンの正式な妻になろうと考えた。
デジレは、パーティーを開き、皆を集め作戦を決行する。
◆感想◆
ベルイマン監督の作品って、何となく難しそうなので、体調がいいときに気合入れて観よう…って思いつつ鑑賞。
しか~し、これは、割と明快な作品でした。ドタバタコメディですね。(ドタバタってのは、ちょっと言いすぎか?でも、ベッドが滑りこんでくるところなんて、まさにドタバタコメディって思ったんだけど。)
でも、登場人物の人間関係の描き方がいかにも西洋的。
弁護士のエーゲルマンは、16歳の後妻には、指一本触れず、愛人との関係を続け、その愛人にもパトロンがいて、そのパトロンには妻がいる。後妻は、夫の先妻との間の息子が気になる存在で、その息子は、セクシーなメイドに熱を上げていて…
ラストのほうのパーティーでは、その登場人物たちがみんな入り乱れて、ドタバタが始まるわけです。
非常に見やすい作品ではあったけれども、釘づけになるような作品ではなかったので、★3つくらいの評価で。