Moon Over Parador

パラドールにかかる月



★★★★☆

MOON OVER PARADOR(104分)


監督: ポール・マザースキー
製作: ポール・マザースキー
脚本: ポール・マザースキー、レオン・カペタノス
撮影: ドナルド・マカルパイン
音楽: モーリス・ジャール

出演: ラウル・ジュリア・・・ロバート(大統領の側近)
リチャード・ドレイファス・・・ジャック・ノア(俳優)/アルフォンス・シムス(パラドール国大統領)
ソニア・ブラガ・・・マドンナ・メンデス
ダナ・デラニー・・・ジェニー
ポリー・ホリデイ・・・ミッチ(ジャックの友人)
マリアンネ・ゼーゲブレヒト・・・マグダ
エドワード・アズナー・・・本人
サミー・デイヴィス・Jr・・・本人


◆ストーリー◆

カリブに浮かぶ国家パラドールの独裁者アルフォンス・シムスが急死。

大統領の死が公になると国家転覆の危険性があるため、たまたまロケで訪れていた役者で大統領のそっくりさん、ジャック・ノアが偽物に仕立てられ・・・



◆感想◆

これは、どこかで見たことがあると思ったら、ケヴィン・クライン主演の「デーヴ 」とそっくりです。(でも、「パラドールにかかる月」のほうが前の映画なんだよね。)

デーヴ 」の場合は、大統領が病気で倒れ、大統領が死ぬまでの間ニセモノが大統領を演じるわけだけど、この作品は、大統領が急死して、このままでは国家が転覆する!いうことで、ニセモノを大統領に仕立て上げる。

デーヴ 」もこの作品も、最初は、操り人形にすぎないのですが、だんだんと自分の意見を主張するようになって人気者になっていくんですよね。

でも、舞台がカリブ海に浮かぶ国家(キューバのイメージ?)ということで、ノリがラテン系。

リチャード・ドレイファスの二役は、当然イイですが、あまり期待していなかったせいか、ストーリーも結構良かったです。

日本では、劇場未公開作品ということで、確かに映画館でお金を払って見るかどうかというと微妙なんですが、軽く見られる作品なので、テレビで放送されてたら、一度ご覧になってみては?!