ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
デリカテッセン (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】

★★★★☆

DELICATESSEN(100分)


監督: ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ
製作: クローディー・オサール
脚本: ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ
ジル・アドリアン
撮影: ダリウス・コンジ
音楽: カルロス・ダレッシオ

出演: ドミニク・ピノン・・・ルイゾン
マリー=ロール・ドゥーニャ・・・ジュリー(肉屋の娘)
ジャン=クロード・ドレフュス・・・肉屋の主人クラペット
カリン・ヴィアール・・・クラペットの愛人
ティッキー・オルガド・・・マルセル・タピオカ住人
アン=マリー・ピサニ・・・マルセルの妻
エディス・カー・・・おばあさん
チック・オルテガ・・・郵便屋


◆ストーリー◆

核戦争が終わって15年後のパリ。荒廃したパリの街のとあるデリカテッセン(精肉店)に職を求めてルイゾンがやってきた。

ルイゾンは、このデリカテッセンで働くことになるが、この店の店主は、求人を見てやってきた人物を肉にしてしまうという恐ろしい男だった。

その店主の娘ジュリーは、ルイゾンを気に入り、何とかルイゾンを助けたいと救出作戦に乗り出す。



◆感想◆

核戦争が終わって15年後のパリという設定なのに、街並みが古いんですよね。

核戦争といえば、未来の出来事だと思い込んでるんだけど、今よりも昔の話でしょうか?

それとも、今よりも未来なんだけど、核戦争で荒廃して昔に戻ってしまったということでしょうか?!

とにかく奇想天外。テリー・ギリアムみたいな感じ。

求人に応募してきた男を肉にして食べてしまうっていうのだけ聞くと、オカルトちっくな感じなんですが、ほとんとコメディです。

人肉になるカモを待ち構えているのは、肉屋のオヤジだけではなく、肉屋の上のアパートの住民たちもみんな肉食主義で、新しく入ってきたルイゾンの肉を今か今かと待ち構えているんです。

でも、肉屋のオヤジの娘は、気立てがよくて優しいルイゾンに好意を寄せて、何とか助けたいと思い、あれこれ作戦を練るんですよね。

浴槽の水を溢れさせて、アパートを水地獄にしてみるが、オヤジは、一瞬怯むものの、懲りない!

その後、地底人が出てくるわ、オヤジはだんだんエスカレートしてくるわでもうメチャクチャ!


新年一発目に見るには少々きっつい作品でしたが、ムチャクチャやな~叫びってツッコミ入れながら見るのには最適の作品かと思います。